2020年1月20日 ほうき作りを支える、愛すべき道具たち 1
海外に生産を移行して50年。
日本の箒(ほうき)づくりは斜陽の一途を辿り、今では十指に満たない職人しかいないと言われています。
日本伝統の箒づくりを途絶えさせないために、師匠の教えを守りながら今日も奮闘中です!
一流の箒職人を目指す伊藤さん、今日の様子は?
皆さま、こんにちは。
今日は、伊藤がほうき作りに使用している道具をご紹介したいと思います。
こちらは、メインの道具となります。支柱と呼ばれる器具です。
編込みの際、糸を引っ張る支柱として活躍します。
糸にテンションを保って原料を編み上げていきます
糸を巻きつける当て布もだいぶ汚れてきたので、一度外します。
固く絞ったクロスで支柱を拭きます。
ちなみにこちらのクロスですが、当社の人気商品「ふしぎクロス」というアイテムです。
※ふしぎクロスを詳しく知りたい方は、こちら↓↓↓
【ロングセラー】【年間21万枚販売】 TKふしぎクロス4色組____
おもいっきり宣伝ですが、本当に優れたアイテムなので、機会があればぜひ、お手に取って頂きたい一品です。
支柱の根元部分に少しガタつきが出ていましたので、木工用ボンドで補強し、釘を叩き直しておきました。
当て布も新しい物を巻きなおし、キレイにメンテナンスできました。
こちらの器具は編込みを習い始めた当初、師匠から寸法を教えてもらい、材料を買って自分で組み立てました。
簡単な物でも自分で作った物には、やはり愛着がわきます。
まだまだ作り手と同じく青々としておりますが、一緒に年を重ね、味のある木色に変化するのが楽しみです。
今日は、ほうき作りに欠かせない、相棒を紹介させていただきました。
また他の相棒たちも紹介していきたいと思いますので、ぜひご覧ください!